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フレキソ製版

Flexo platemaking

シート版

液状感光性樹脂版

原料の感光性樹脂が液状の為、版厚設定が2.84mm~8mmまで任意の版厚設定が選択出来ます。
部分的に100μ~200μ厚みの調整が可能です。
TENA™の最新技術である高再現キャップ(F340S)も商品化しております。

    • 画像有効サイズ 930×1350
    • 版厚 2.84mm~8mm
    • 材料版厚可変型

液状感光性樹脂版の特徴

  • 完成までの仕上がりが早く、余剰部分は回収して再利用が可能。
  • 板状樹脂と比較して柔軟な形状ではあるが、インキ接着面には「高硬度キャップ樹脂」を塗布加工して表面硬度を高くする特殊な加工を行なう。 これにより、細字、ハーフトーン(アミ点)、ベタを鮮やかに印刷する事が可能。
  • 版面の弾力性が強く、印刷時に紙粉などの埃を弾き飛ばし、印刷ロスを軽減。
  • 資材保管、加工機械がコンパクトに設定できるため、省スペースで製造が 可能である。

液状感光性樹脂版の用途

ポストプリント段ボール
食品、飲料外装箱

製袋
食品、薬品、肥料などの収納袋

液状感光性樹脂版の作業フロー

1.樹脂ネガフィルムセット

光源ガラス面の上にネガフィルムをセットした後、別のカバーフィルムで全面を覆って真空密着を行います。

2.液状樹脂ラミネート

カバーフィルムの上から液状樹脂を充填します。充填の際に硬度の異なる2種類の樹脂を2重構造になるように工夫します。 充填された樹脂上面は刷版下面への支持体となるカバーフィルムで覆い、空気から遮断します。

3.露光前セット終了

液状樹脂をラミネートした上に、ショルダーを形成する為にマスクフィルムをセットします。

4.メイン露光

セットが終わったらUV光を上下より一定時間照射してメイン露光を行います。

5.未露光樹脂除去

メイン露光が終了した時点でUV光を照射した箇所のみ光重合します。未露光部分の樹脂を除去して凹凸を出します。

6.未露光樹脂細部洗浄・除去

細部の不要部を洗浄・除去します。

7.水中後露光

洗浄後、最終仕上げの為水中で、波長の異なる光源で後露光を行い完全硬化させ表面のべと付きを取り除き紙粉が付着しにくくなる処理を行います。

8.乾燥、仕上がり

露光が終了した時点でUV光を照射した所だけ硬化します。未露光部分の樹脂を洗浄・除去して凹凸を出します。

液状感光性樹脂版装置

旭化成株式会社 AWF-II

TENA™は、旭化成株式会社の登録商標です。
本資料の記載内容は、予告なく変更することがございますのでご了承下さい